授業の様子

芸術表現系列(演劇)

17期生卒業公演『知らない体温』稽古アーカイブス①(7/23・24編)

※【お知らせ】8/15(土)・16(日)に予定していた公演は中止となりました。

 詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

令和2年8月11日(火)

系列(演劇)3年次

 

7/23(木)~26(日)の4日間、舞台公演を目指して、集中稽古を行っていました。

感染拡大状況を踏まえ、この4日間、

生徒はいわきで、講師の皆さんは東京で、というリモートでの稽古実施となりました。

残念ながら、8/15・16の舞台公演は中止となりましたが、

4日間の稽古の様子をアーカイブス①②、として報告いたします。

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令和2年7月23日(木・祝)

演劇演習室・東京各某所

 

集中稽古1日目。

例年と違うのはまだ夏休みに入っていないことと、

演出の池田亮さんはじめ、スタッフの皆さんが演習室にいないこと。

今回はリモート稽古を行います。

 

稽古までの間、生徒たちはストレッチなどで体を温めたり、グーグルミーツやズームへの接続を確認。

 

稽古開始直前、台本の初稿が配られました。

池田さんと生徒たちとのこれまでの対話が新しい世界となって広がっています。

じっと読みいる生徒たち。池田さん、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ、稽古開始。

まずは、即興劇「あいさつ」で、「おはようございます!」と「よろしくお願いします!」の気持ちを伝えます。

本日の稽古から、舞台監督を務めていただく黒澤多生さん、照明を務めていただく中西美樹さんも参加。

例年、3年生はもちろん、スタッフの2年生たちも間近でプロの仕事を見せていただきお世話になっています!

どうぞよろしくお願いいたします!

 

まずは、自己紹介から。今日は生徒たちがひとりひとり自分のスマホでズームに参加。スクリーンにはたくさんの表情が並びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、今度はみんな演習室を出て、校内で好きな場所に散らばります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの場所で初めての本読み。離れた場所で今、同じ台本を見つめている不思議。

いわきと東京、距離の遠さと近さを感じる稽古初日でした。

 

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令和2年7月24日(金・祝)

演劇演習室・東京各某所

 

稽古2日目。

きょうは、ラジオ体操からのスタートの後、

講師の黒澤多生さんがアドバイザーを務めて、zoom活用講座。

おー、こんな風に見えるのか。ちょっとしたことがzoom越しに見るととても新鮮。

 

さて、集中稽古までに池田さんから生徒たちに出された宿題は「自分の年表」。

きょうはそれぞれの年表をもとに即興劇をつくります。

その前に、生徒それぞれの年表を全部まわし読み。

「200●年 生まれる」から始まる生徒たちの年表。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"身長はよく小さいほうにまわされた”

誰かにわざわざ話すわけじゃない話。だけどずっとつながってる話。

同じ年表の中でも気になるポイントは違っていてそれも面白い。

それぞれの年表をじっと見つめる姿もなんだかいいねー。

 

さて、即興劇。

「え?私も冷凍みかん?」「え?俺、赤ちゃん?」

本人が配役と演出をしながら進みます。え?どんな話?

アイデアひとつで、スマホが新しい視点のカメラに。すごい。

 

 

 

 

 

 

 

 

続きはまた明日。(稽古アーカイブス②につづく)

 

17期生 卒業公演『知らない体温』稽古アーカイブス②(7/25・26編)

※【お知らせ】8/15(土)・16(日)に予定していた公演は中止となりました。

 詳しくはこちらの記事をご覧ください。

  

令和2年7月25日(土)

演劇演習室・東京各某所

 

きょうは、生徒希望によりラジオ体操ではなく「HAND CLAP」。

お!音楽も今っぽいね!……お!楽しいね!!……お!これ大人にはけっこうタフなやつだね。

 

さて、年表をもとに即興劇の続き。

池田さんから生徒たちへ、考えてほしい演出要素が少しずつ加えられていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品へのそれぞれの池田さんのコメントはどれも、へーそんな見方があるんだーの連続。

そこからさらに新しいアイデアへ広がっていきます。

生徒たちもその新しいアイデア・演出を試したりと勇気を出して飛び込んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の稽古の締めくくりは歌とダンスです。おつかれさま。

 

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令和2年7月26日(日)

演劇演習室・東京各某所

 

4連休をつかった集中稽古、ラスト1日。

今日は、リモートでつながっているスタッフのみなさんも即興劇に参加です。え!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲先生役の多生さん(画面の中)の説教の剣幕に、画面を前に思わず正座。

 

今日の即興劇でもたくさんのアイデアが生まれていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、締めはやっぱり歌とダンス!

振り付け担当を中心にみんなで真剣に打ち合わせ中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は超大作の楽曲が完成し、これで4日間の稽古が終了です。

 

 

稽古後の生徒たち、「リモートの稽古ってどうなるんだろう、って思ってたけどこんなに進むなんて!」と、

リモート稽古への驚きと充実ぶりを振り返っていました。

 

スタッフの皆さま、この状況の中でこそのさまざまなアイデアをくださり、充実した稽古が実現しました。

連日、長時間の稽古の中、画面越しにずっと生徒を見守ってくださり、本当にありがとうございました。

 

最後に、存分に使った演習室を掃除です。

4日間、本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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以上、4日間の集中稽古の記録でした。この記録もまた、次の創作につながります。

それでは、また新しいご報告ができる日まで。

皆さん、健康に、よい夏をお過ごしください。

 

【ご報告】系列(演劇)第17期生 卒業公演〔8/15(土)・8/16(日)〕中止のお知らせ

令和2年8月4日

芸術・表現系列(演劇)第17期生

 

本年度の、芸術・表現系列(演劇)第17期生 卒業公演 〔8/15(土)・8/16(日)〕は、

コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮し、残念ながら中止することを決定いたしました。

安全と活動を両立する方法を模索しながら、稽古の実施方法・発表形態の検討、

作・演出を手がける池田亮さんと生徒たちの創作の完成と、今こそできる舞台公演での発表を、

と、ここまで目指して活動してきました。

しかし、急速な感染症拡大状況から、生徒とスタッフ、協力くださる関係者・保護者の安全を第一に考え、

8月15日・16日の完成を目指した稽古実施は難しいと判断いたしました。

 

学校ホームページや公式Twitterの更新ができないまま約半月が経過。

本校の卒業公演を楽しみに、応援してくださっていた皆さまには、大変に急で、大変残念な報告になってしまいました。

 

生徒たちは、それぞれにこの現状をめいっぱい受け止めています。

 

本番へ向けた集中稽古の初日のはずだった8月1日(土)、

東京から、できたばかりの生徒たちのための歌が届きました。

池田さんから、舞台の台本が届きました。

そして、みんなで本読みをしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上演予定だった今年の卒業公演のタイトルは、「知らない体温」 

 

"画面の向こう先にも自分と同じような体温の人々がいるということ、

その中で高い体温の人は家に帰らされてしまうこと、

低い体温の人がいること、

体温を感じられる人や感じられない人がいること、

体温がないと生きていけないこと、

いままでとこれからのとてつもなく関わっていくだろう体温と生徒たちの感じることをリンクさせていきたい。"

 

上演できない台本の本読み。

 

楽しくてしょうがありませんでした。

それは、

池田さんと生徒たちの創作がこれからも続いていくからだー!

 

さて、どんな風に続いていくか、まだご報告できませんが、きっとまた皆さんに楽しい報告ができるはずだと信じています。

生徒たち、たくさんの荒波を乗り越えてまた少し変わりました。

残りの夏はそれぞれ離れて。次会う時にはまた変わっているのかなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今年の夏休みは短いはずだったのにまだまだ長いよ!

次回は、なかなか報告できなかった、ここ最近の稽古の様子を報告していきたいと思います。

乞うご期待。

 

では皆さま、どうぞお体に気をつけて安全にお過ごしください。

 

系列(演劇)公式Twitter

https://twitter.com/sogo13th_drama

作・演出の池田亮さんが代表をつとめる「ゆうめい」公式ホームページ

https://www.yu-mei.com/

【現状報告】系列(演劇)第17期生卒業公演

令和2年7月16日(木)

系列(演劇)3年次

 

先日、【情報解禁】した「第17期生卒業公演」。

その現状報告です!


7月7日(火)

2回目の池田さん来校による授業。

前回に引き続き、校歌の替え歌ワーク。

ラスト3番をつくります。

が、

授業前の打ち合わせにて「学校全体を歩き回って」という概要にドキドキとワクワク。

池田さんから「自分の好きな場所で校歌のハミングを自撮りしてきてください」という言葉のもと解き放たれた子どもたち。

授業中に学校中を好きなようにウロウロ。

ハミングに合わせた音を探して自販機やロッカーをバンバン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれに撮った自撮り動画、みんなのハミングを重ねてみます。

みんなで作った歌詞、それぞれのペースで歌ってみます。

近づいたり離れたり、池田さんに揺さぶられる子どもたちです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月14日(火)

3回目の来校による授業。の予定でしたが、

感染拡大の状況を踏まえ、リモートでの個別授業となりました!

池田さんと生徒の1対1の初めての対話。

演劇演習室からは爆笑や悲鳴まで漏れてきています。どんだけ楽しい話をしとる!?

気になるなー、と大人は外から見つめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


池田さんは、お昼も演劇演習室で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一日中、生徒一人ひとりと向き合ってくださった池田さん。本当にありがとうございます。

池田さんの、制約を転換していく発想をもとに作品づくりが一歩ずつ進んでいます。

 


【追加情報です】

前回の【情報解禁】にて、「舞台公演を目指して活動しています」とお知らせしました。

もし、舞台公演が叶った場合の公演日程が決定しましたのでお知らせします。

全4公演を予定しています!


8月15日(土)

公演①14:00~ (13:30~開場)

公演②18:00~ (17:30~開場)


8月16日(日)

公演③13:00~ (12:30~開場)

公演④17:00~ (16:30~開場)


会場 いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場

https://iwaki-alios.jp


料金 無料(要予約)※


※【チケット予約】について

例年、観劇料金は無料ですが、事前のご予約をお願いしています。

現在、作品づくりを進めながら、感染拡大の動向をもとに、発表の形態を慎重に考えております。7月末に最終判断をする予定です。

決定次第、こちらのホームページにてご報告いたします。


また、【チケット予約】に関しては、最終判断をもとに観劇方法を検討し、合わせてご報告させていただきたいと思います。

 

系列(演劇)の活動を応援してくださっているみなさんへ、なかなかはっきりとした報告ができず心苦しいのですが、安全と活動をどのように両立させるのか、それが可能か、丁寧に向き合っていきたいと思っています。どうぞご了承ください。


卒業公演に関する活動の様子、情報は、こちらのホームページの他、

公式ツイッターでも発信しています。

https://twitter.com/sogo13th_drama

 

どうぞよろしくお願いします!

【情報解禁】系列(演劇)17期生・卒業公演について

令和2年6月30日

系列(演劇)17期生・3年次生

演劇演習室

 

さて、今日はあたために、あたためたご報告があります。

今年度の系列(演劇)の卒業公演についてです。

 

芸術表現系列(演劇)第17期生・卒業公演は、舞台公演での発表を目指して始動しています。

そして、今年度の 作・演出 を担当くださるのは、「ゆうめい」の池田亮さんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池田亮さんは、2015年に舞台・映像・美術を作る団体「ゆうめい」を設立、代表を務め、

自身の体験や周囲の人々からの「自分のことを話したい」という声を出発点とした作品創作は、「TV Bros.」内の「○○年のベスト演劇」に、2017年に『弟兄(再演)』(ゆうめい公演「弟兄」/STスポット横浜)、2019年に『姿』(MITAKA“NEXT”Selection 20th/三鷹市芸術文化センター)が選出されるなど、多くの注目を集めています。

 

池田さんの作品の中の、グッと重たい痛みの記憶が、見つめ続けることで、相手の痛みを映し出したり、新しい姿に変わったりする不思議な感覚、

苦しみながら自分と向き合ってきた生徒たちと重なった時、

どんなものが生まれるのか、とっても楽しみです!

 

そう思っていた昨年度末、2・3月に入ってからの感染症拡大。

今年度の卒業公演をどのようにするか、中止や延期も含めてさまざまな可能性を、これまで模索し続けてきました。

あっという間に7月になりましたが、それでもなお、先はまだ誰にも見えないままです。

 

今できることはなにか?

あらゆるジャンル、あらゆる立場の人がみんな問い続けてきたことと思います。

 

演劇をはじめ、さまざまな”生の表現“を届ける場所が閉じられていった中、

卒業公演をどのように考えていくか、

池田さんは「今できること」を問いながら、むしろポジティブに卒業公演についても向き合ってくださっています。

 

移動自粛期間の5月下旬から6月、

演劇演習室と池田さんの自宅を繋いでのリモート授業を行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲「あいさつ」という授業始めに行う即興劇も、オンラインで池田さんに披露。

「これ写ってる?」と何度もシミュレーションしていました。

 

そして、先日6/30(火)、

当初の予定から1ヶ月以上遅れて、”生の“池田さんによる初回授業を迎えることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲サプライズのために、別室にて一旦リモートで子どもたちに挨拶する池田さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲初めての対面での「よろしくおねがいします!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ともに創作に関わってくださる、女優の森谷ふみさん、「ゆうめい」の田中祐希さん、田中涼子さんも一緒に来校くださいました。

 

授業では、初対面での自己紹介の後、

「今日は校歌の替え歌を作ってもらいます」という楽しいワークに取り組みました。

 

痩せたいけど動きたくはない乙女心な校歌1番。

「アニョハセヨー」から始まる校歌2番。

と、本校の校歌もずいぶん生まれ変わりました。ラスト3番はまた次回。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池田さん、そしてともに関わってくださる皆さま、

引き続きどうぞよろしくお願いします!

 

さまざまな制約がある中ですが、ポジティブに、

今年度の卒業公演、1歩1歩を確かめながら前に進んでいるところです。

 

必ず、舞台公演での発表をお約束します!とは決していえません。

 

生徒たち、スタッフの皆さん、

観に来たいと思ってくれる皆さん、そしてその、それぞれの家族の安全を最優先に、

もしも、舞台公演が叶わない場合にも、17期生16人による集大成の作品を、

池田さんとともに、みんなで創り上げていきたいです。

 

いつも応援くださる皆さま方、今年もどうぞ見守っていただけるとうれしいです。

公演についての詳細情報は、

今後も随時、こちらの学校ホームページや公式ツイッターにて配信していきます。

よろしければチェックください!

 

いわき総合演劇系列公式Twitter

https://twitter.com/sogo13th_drama