授業の様子

2016年10月の記事一覧

演劇系列って何?

演劇系列って何??

いわき総合高校には6つの系列があります。(※本HP「総合学科→系列」参照)
その6つの中の一つが「芸術表現系列」です。
芸術表現系列は、さらに「音楽」「美術」「演劇」に分かれています。


二年次、三年次と二年間を通して「演劇」の授業を学ぶ生徒を演劇系列生と呼んでいます。演劇系列生は、二年間のあいだに「演劇」に関する様々な授業を履修します。

「演劇」に関する様々な授業の中において、各年次メインとなる授業が、二年次の『演技・演出』三年次の『演劇総合演習』です。各年次とも、それぞれ週4コマ授業が設定されています。
※ちなみに演劇系列生は、上記以外の「舞踊」(モダンバレエ・JAZZ・HIPHOP・日本舞踊)の授業において、各外部講師の先生方から合わせて週4~6コマの専門的・技術的な指導を受けることになります。


演劇系列各年次の主な取り組み

二年次には、学年末に自画像というモノローグ作品を校内にて公演します。生徒一人ひとりが、自分自身を見つめ、自分自身を題材として作品を創作します。
「ももクロ」主演の映画『幕が上がる』では、『肖像画』という名前でこれらの取り組みが取り上げられています。(興味がある方はぜひ……(^^)/)

三年次には、プロの演出家をいわきにお招きしての卒業公演」。今年度の13期3年次生は、劇団ロロ主宰の三浦直之さんのご指導の下、8月13日、14日といわき芸術文化交流館アリオス小劇場にて魔法を公演しました。

ちなみに二年次生は、舞台スタッフとして三年次生を裏方からサポート。先輩たちの演技に心震わせながら、次年度の自分たちの公演へと思いを馳せていました。

今回紹介したのは、演劇系列の数ある活動(授業)の一部です。これらの活動を通しながら演劇系列生は毎日の授業で「自分自身」と向き合っています!



演劇系列13期生 卒業公演『魔法』

「日本舞踊」 校内文化発表会に向け猛特訓中です!!

10月24日(月)5・6校時
演劇系列13期3年次生「日本舞踊」

演劇系列(「演技・演出」)の授業を二年次に履修していることを条件に、三年次で日本舞踊の授業を選択することができます。

本年度からご指導下さっているのは、
花柳寿美正代先生。
着付けの基本から日本舞踊における所作、伝統的美意識について丁寧に学ぶことが出来ます。

   


本日は、今週金曜日に行われる校内文化発表会に向けた最後の授業。
本番で着用する振袖、羽織袴姿で決意の集合写真!!



ご指導いただいた半年間の成果を皆さまにお見せするためにも、
頑張れ系列生!!
頑張れ教員2名!!(足を引っ張らないように頑張ります……(^^;)

演劇系列14期2年次生 平田オリザさんによる特別授業

10月18日(火)5・6時限目
演劇系列14期2年次生「演技・演出」
の授業に、

東京から
青年団」主宰、劇作家の平田オリザさんがお越し下さり、いわきを伝える対話劇を創ろうというテーマで特別授業を実施して下さいました!!



5人ずつの2班に分かれ、登場人物の設定や観客に伝えたい情報は何であるか意識した作品創り。
やる気満々で作業をスタートさせたのは良かったのですが、ここで二年次系列生のいつもの悪い癖発動!!創作に真剣になるばかりに完成予定時間を大幅に超過してしまうことに……(~_~;)
ともあれ、試行錯誤の末なんとか作品を完成させた系列生たち。作品披露後はオリザさんから丁寧な助言をいただいていました。きっと今後の創作活動の力になるはず!!


生徒にとっても教員にとっても、大変貴重で有意義な時間となりました。
オリザさん、本当にありがとうございました!!

   
 
担当教員の独り言

【本日の印象に残った言葉】

「登場人物の『話している内容お客さんに『伝えたい情報は一緒じゃないんですよ」 
                     by 平田オリザさん


 なるほど……深い言葉です(*_*;
 ……担当教員一同しっかり勉強しよう。いや、勉強します……。