演劇系列16期生 東京研修レポ②
2018年7月11日 14時47分平成30年7月6日(金)
演劇系列16期生(2年次生)
芸術・表現系列2年次生「東京研修」、2日目です。
7月6日(金)
最初の目的地は「東京都立総合芸術高等学校」。
都立高校の中では唯一、芸術専門学科がある高校です。
▲この研修中1番の満員電車を乗り継いで到着!
総合芸術高校・舞台芸術科の2年次生といわき総合高校・演劇系列2年次生の交流が始まったのは昨年の東京研修からのこと。
舞台芸術・演劇を通して、自己理解を深めたり、他者と相互に深め合ったり、協力して創造する力を養うという、
共通する学びの方向性を持つ両校、共通する取り組みもとっても多いんです!
普段の授業で毎時間、授業の最初に生徒たちだけで作る「あいさつ」という創作劇も、両校が同じように取り組んでいます。
ということで、いつもの授業と同じように「あいさつ」を互いに披露。
その後、それぞれの学校で普段取り組んでいるワークを総芸生・いわ総生みんなで行いました。
最初の「歩く」ワークでは、「目が合った人とおはよう!」に始まり、「ゴリラのスキップ!」「スカイツリーのスキップ!」というリクエストにもどんどん飛び込んで表現していく生徒たち。生徒たちより緊張してたんじゃないかという、いわ総大人陣は背中を押されました!
▲手のひらを合わせて相手に新しい動きを”プレゼント”するワーク。”プレゼント”という表現がウキウキします!
▲扉の向こうに2人の世界をつくるワーク。砂漠にからあげが登場したりしていました。
▲「○○○○○の△△△△△」をみんなでCMにするワーク。
初めて取り組むワークでは、いい意味でいつも通りの表情を見せたり、新たな一面を見せたりする生徒たち。
このように、他校の演劇教育に触れられる貴重な機会をいただき、今回も大いに気づき・学び・刺激・やる気!を得ることができました!
総芸生のみなさん、山下先生・タナリンさんはじめとする、先生・講師の皆さま、細やかな気遣いや準備、あたたかい対応を今年もありがとうございました。
そして、また会う日まで…。
最後の研修地は三鷹にある「SCOOL」にて、『「 」』(エンニュイ)を観劇。
研修前から、この『「 」』、なんて読むんだろー?と系列生が盛り上がっていました。
すると、「今回の公演にタイトルはありません。観た方の印象でつけてください。ラベル付けできないように雑多な感じに作りました。」という主宰・長谷川優貴さん(エンニュイ)のパンフレットの言葉にさらに、ワクワク。
言葉を失ってしまうという奇病を題材とした今作品。そういえば高校生って言葉を発信してみたり、新しい言葉を作ってみたり、本当に言葉に敏感な世代ですよね。
生徒たちはそれぞれに何を感じ、どのようなタイトルをつけたでしょうか?
最後に、キャスト・スタッフの皆さんと記念撮影。
集合しているところが舞台、写真手前の白い円形のものが客席。この臨場感伝わるでしょうか?
エンニュイの皆さま、その他キャスト・スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
観劇後の生徒たちの興奮ぶりも優しく受け止めていただき、素敵な思い出になりました!
観劇後の電車移動では、内容の他、照明や音響技術への感想も熱心に共有していました。
それらに耳を傾けながら、『「 」』のアフタートークでの山縣太一さん(オフィスマウンテン)の
「意見とか感想を交換することは自分の感性とか自分の言葉を見つけていくことにつながる」という言葉を思い返し、子どもたちの感性が刺激される瞬間を感じてにやにやしていると東京駅に到着です。
今年も無事、東京研修を終えることができました。
研修にあたり、桜美林大学、都立総合芸術高等学校の皆さまには事前のさまざまやり取りを含め、本当にお世話になりました。
また、観劇を受け入れてくださった「すゞひ企画」、「エンニュイ」の皆さま、大所帯での観劇でさまざま配慮いただきまして本当にありがとうございました。
皆さまのお陰で大変有意義な研修になりました。
この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。