【情報解禁】系列(演劇)17期生・卒業公演について
2020年7月3日 12時00分令和2年6月30日
系列(演劇)17期生・3年次生
演劇演習室
さて、今日はあたために、あたためたご報告があります。
今年度の系列(演劇)の卒業公演についてです。
芸術表現系列(演劇)第17期生・卒業公演は、舞台公演での発表を目指して始動しています。
そして、今年度の 作・演出 を担当くださるのは、「ゆうめい」の池田亮さんです。
池田亮さんは、2015年に舞台・映像・美術を作る団体「ゆうめい」を設立、代表を務め、
自身の体験や周囲の人々からの「自分のことを話したい」という声を出発点とした作品創作は、「TV Bros.」内の「○○年のベスト演劇」に、2017年に『弟兄(再演)』(ゆうめい公演「弟兄」/STスポット横浜)、2019年に『姿』(MITAKA“NEXT”Selection 20th/三鷹市芸術文化センター)が選出されるなど、多くの注目を集めています。
池田さんの作品の中の、グッと重たい痛みの記憶が、見つめ続けることで、相手の痛みを映し出したり、新しい姿に変わったりする不思議な感覚、
苦しみながら自分と向き合ってきた生徒たちと重なった時、
どんなものが生まれるのか、とっても楽しみです!
そう思っていた昨年度末、2・3月に入ってからの感染症拡大。
今年度の卒業公演をどのようにするか、中止や延期も含めてさまざまな可能性を、これまで模索し続けてきました。
あっという間に7月になりましたが、それでもなお、先はまだ誰にも見えないままです。
今できることはなにか?
あらゆるジャンル、あらゆる立場の人がみんな問い続けてきたことと思います。
演劇をはじめ、さまざまな”生の表現“を届ける場所が閉じられていった中、
卒業公演をどのように考えていくか、
池田さんは「今できること」を問いながら、むしろポジティブに卒業公演についても向き合ってくださっています。
移動自粛期間の5月下旬から6月、
演劇演習室と池田さんの自宅を繋いでのリモート授業を行ってきました。
▲「あいさつ」という授業始めに行う即興劇も、オンラインで池田さんに披露。
「これ写ってる?」と何度もシミュレーションしていました。
そして、先日6/30(火)、
当初の予定から1ヶ月以上遅れて、”生の“池田さんによる初回授業を迎えることができました。
▲サプライズのために、別室にて一旦リモートで子どもたちに挨拶する池田さん。
▲初めての対面での「よろしくおねがいします!」
ともに創作に関わってくださる、女優の森谷ふみさん、「ゆうめい」の田中祐希さん、田中涼子さんも一緒に来校くださいました。
授業では、初対面での自己紹介の後、
「今日は校歌の替え歌を作ってもらいます」という楽しいワークに取り組みました。
痩せたいけど動きたくはない乙女心な校歌1番。
「アニョハセヨー」から始まる校歌2番。
と、本校の校歌もずいぶん生まれ変わりました。ラスト3番はまた次回。
池田さん、そしてともに関わってくださる皆さま、
引き続きどうぞよろしくお願いします!
さまざまな制約がある中ですが、ポジティブに、
今年度の卒業公演、1歩1歩を確かめながら前に進んでいるところです。
必ず、舞台公演での発表をお約束します!とは決していえません。
生徒たち、スタッフの皆さん、
観に来たいと思ってくれる皆さん、そしてその、それぞれの家族の安全を最優先に、
もしも、舞台公演が叶わない場合にも、17期生16人による集大成の作品を、
池田さんとともに、みんなで創り上げていきたいです。
いつも応援くださる皆さま方、今年もどうぞ見守っていただけるとうれしいです。
公演についての詳細情報は、
今後も随時、こちらの学校ホームページや公式ツイッターにて配信していきます。
よろしければチェックください!
いわき総合演劇系列公式Twitter
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