系列(演劇)東京研修レポ②
2019年7月19日 17時33分令和元年7月11・12日(木・金)
外部参加事業(東京研修)
17期生(2年次)
東京研修報告②
2日目最初の研修は、
東京都立総合芸術高等学校にて、舞台表現科の2年生との合同授業です。
都立高校の中で唯一の芸術専門学科で、
本校と同じように演劇を学ぶ生徒たちとの交流の時間となりました。
演劇を通して、自己理解を深めたり、他者と相互に深め合ったり、協力して創造する力を養うという、共通する学びの目的を持つ両校。
普段の授業で毎時間、授業の最初に生徒たちで作る「あいさつ」という創作劇も両校が取り組んでいます。
ということで、いつもの授業と同じように「あいさつ」を互いに披露。
本校の生徒たちは、今年は「いわき総合高校」を紹介するということで「6つの系列」、
また福島らしさということで方言、「ぶんず(青アザ)」「ひゃっこい(つめたい)」をモチーフにあいさつを作りました。
(なまりを「かわい~」といってもらいとまどう17期生)
総合芸術高校の生徒たちは我らが「スパリゾートハワイアンズ」のCMをモチーフに、私たちへの歓迎の気持ちをあいさつに込めてくれました!うれしい!
その後、いわき総合高校と総合芸術高校で行っている授業内容をそれぞれ行いました。
研修に行く前から、この合同授業での新しい出会いに少し緊張ぎみだった16期生たちですが、総合芸術高校の生徒や講師のみなさんのあたたかい雰囲気のおかげで伸び伸びと表現することができました。
最後は、お題の「色」をチームで即興で表現するというワーク。
「とりあえず飛び込んでみる」「瞬間的に役割を考えてみる」という両校生徒たちの素直な表現がとても素敵でした。
総合芸術高校との交流も今年で3年目となります。他校の演劇教育に触れられる貴重な機会として、生徒も大人陣も大いに刺激をもらいました。
秋山先生・タナリンさんはじめとする教員・講師陣の皆さま、そして総芸生の皆さん、
さまざま調整いただいて今年も受け入れてくださり本当にありがとうございました。
この交流が続いていくようこれからも励みます。
最後の研修は、KAAT神奈川芸術劇場にて、
「KAAT神奈川芸術劇場プロデュース」『ビビを見た!』の観劇です。
こちらは大海赫さんの絵本が原作、
劇団「サンプル」主宰、国内外で活躍する劇作家で演出家・俳優の松井周さん演出の舞台です。
目の見えない少年ホタルが主人公、真っ暗闇の冒頭から劇が始まりました。
半端な暗闇じゃないんです。真っ暗闇。
自分のまぶたが開いているのか閉じているのかも不安になる真っ暗闇。
観劇中から観劇後も涙が溢れて止まらない生徒、「あそこの照明すごかったー」「舞台転換が綺麗だったー」と興奮して語り合う生徒、「ホタルは〇〇(生徒の名前)で、お母さんは〇〇だな!」と帰りの高速バスの中でも話している生徒。
観劇後、歩きながら、電車に揺られながら、生徒たちから感想がどんどん溢れる様子がまたよかったです。
ということで、長いようであっという間の2日間の研修でした。
桜美林大学、都立総合芸術高校の皆さま、
私たちの研修のために、さまざまな調整・準備、そして当日あたたかく迎えていただきありがとうございました。
また、青年団、神奈川芸術劇場の皆さま、大所帯での観劇でさまざま配慮いただきありがとうございました。
今年も本校を見守ってくださるさまざまな方のご協力で、
東京研修を無事終えることができました。
この場をお借りして改めてお礼申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
公式ツイッターもよろしくお願いします。