授業の様子

3年次絵画 古典技法テンペラ画 完成

   

   

油絵の具が出てくる以前、1000年以上も前より主にヨーロッパの宗教画で用いられてきた古典技法のテンペラ画。

小作品ながら、支持体(絵を描くためのもの。キャンバスや紙など)を自作し、

絵の具を自分で練り、明暗でものをとらえ、写実的な表現を目指す技法。ここ3年間程、予算と相談しながら絵画の授業で取り組んでいます。

  

  

支持体づくり、絵の具づくり、オイルづくりから自分たちで行うので、ものづくりの楽しさを学べます。

下地の色を塗った上に白のみで描き起こし、透明色をその上にグレーズします。

立体感を出すため、油絵で描くよりもシビアに明暗でものを見る練習を行い、面相筆でハッチングするので

より細密な表現を目指します。

光沢のあるオイルを用いているため、反射により写真で写すのが難しかったです。