授業の様子

卒業公演に向けて始動!

令和6年5月14日(火)

演劇演習室

芸術・表現系列(演劇)21期生

 

ついに始まりました!!

何が始まったのか・・・そうです、

芸術・表現系列(演劇)21期生の卒業公演に向けた授業が始まったのです!!

今年度卒業公演を演出くださるのは、

劇団東京デスロックの多田淳之介さんです!

多田さんが卒業公演の演出を担当されるのは、今回で3度目となります。

前回の11期生の卒業公演から10年。

久しぶりにこのいわき総合高校に来てくださいました。

 

まずはみんなの自己紹介を。

ちょっとだけ緊張気味の3年次生たち。

でも、自分のことを知ってもらおうと、いろんな話をしてくれました。

 

その後は多田さんの自己紹介。

これまでの作品の映像も見せてもらいながら、お互いのことを知る良い時間となりました。

 

「左手で壁を押すようにしてください」

2回目は、多田さんの作品を映像で見たあとに、ワークショップを行いました!

 

目を閉じている人たちに、言葉だけで指示をして、同じポーズをとってもらうワークショップです。

「足をクロスしてみて!」「手のひらを上に向けて!」「左手で壁を押すようにしてほしい!」

指示する生徒たちはあらゆる言葉で伝えますが、受け取り方は人それぞれ。

これは日常でも同じことです。

ことばを伝えることの難しさを実感することができました。

 

「1分間しりとりをしてみよう」

今度はチームに分かれてしりとりを。

いつも通りの空気感でしりとりを楽しむ生徒たち。

1分後、多田さんから、「今しゃべったことを台本にしよう」とのこと。

もちろん、しりとりだけでなく、その時のリアクションや間も思い出します。

「あの時なんて返したっけ?」「私めっちゃ笑ってたよね!」

「もっと元気よく言ってたよ」

と、お互いに先ほどの1分間を思い出しながら台本を書き起こしていきました。

その後は実際に1分を測って再現をしてみました。

セリフだけでなくそれぞれのグループの空気感を再現するのはちょっと難しかったようです。

 

最後は、同じ台本を、全員が正面をみながら再現してみました。

全員が同じ方向を見て話すことは日常ではないことですが、空気感がちゃんと再現されていると、会話しているように見えるのがとても不思議でした。

 

「演劇とコミュニケーションはつながっている」

今回のワークショップを通して、相手とのことばでのやり取りなど、普段自分がどんなコミュニケーションをとっているのかについて考え、気づくことができました。

こうして自分自身のことを振り返ってみたり、人の気持ちを考えてみたりすることで、たくさんの新しい発見ができることを、多田さんのお話を聞いて改めて実感しました。

 

ということで、今年も卒業公演に向けて始動しました!

どんな卒業公演になるのか、とても楽しみです。

多田さん、どうぞよろしくお願いします!

 

芸術・表現系列(演劇)公式もよろしくお願いします!

https://twitter.com/sogo13th_drama