◆活動の様子

野球部

いわき総合高等学校野球部[活動理念]

 私たち人間は、一日一日成長していかなくてはいけない使命を持って生きています。そのなかで、幸いにも私たちは自己の存在をアピールするキャラクターとして野球を愛する心と、それを表現できる場を与えてもらっています。野球部員はチャレンジを通じて成長する機会が多いということです。私たちは野球を通じて人間形成・人格形成を果たして、日々成長していかなければならないのです。野球を、単なる勝ち負けや技術の習得だけで終わらせるのではなく、自分を「成長させてくれる素晴らしい行為」として取り組んでもらいたいのです。何のために野球をするのか、何のために自分はここにいるのか、自分はここで何を学ぶのか、技術の習得や試合に勝つことだけで入部するのはもったいない。技術・体力・人間性・学力の向上をセットにして昨日より今日、今日より明日、昨年より今年、今年より来年と、過去の自分と現在の自分を見比べ、未来を見据えて成長することをめざす人のための野球部が本校の野球部です。いわき総合高校野球部は、挨拶、礼儀、頭髪や服装の身だしなみ、苦しい時も逃げ出さない心、耐える力、困っている人を救うことのできる行動力など技術を磨く前に心を磨き、社会に役立つ人格像、できなかったことをできるようにする喜びを感じることを目指す集団です。確かな人間力がなければ野球の技術は上達しません。人間として成長すれば技術もおのずと向上していくものと考えています。

 また、野球をやらせてもらっている、すべての環境に感謝する心を持ち続けましょう。保護者はもちろん、お世話になっている身近な人々、また、地域の方たちに対しての奉仕の心、そういった社会に感謝する気持ち、貢献していく姿勢も常に持ち続けていかなくてはなりません。考える力や深みのある人間力は社会や学校生活においても相手を思いやる気持ちや周囲への気配りを生みます。友人との絆や人間関係を大切にすることは必要不可欠な能力です。また、高校まで野球にかかわっている者は、野球に恩返しをする意味でも少年野球をはじめ、下の年代の選手たちに野球の楽しさ、頑張ることの大切さ、面白さを積極的に伝えていかなければなりません。その使命を忘れず、野球に取り組んで欲しいと思います。

いわき総合高等学校野球部は、次のタイプの人には向かないチームです。

①家族を大切にする気持ちのない人 ②仲間を大切にできない人 ③笑顔がない人 ④夢をあきらめた人 ⑤人の話を素直に聴けない人 ⑥人間が嫌いな人 ⑦可能性を信じない人 ⑧自分が嫌いな人 ⑨言われたことしかしない人(現状に満足する人) ⑩野球のためなら何でもやりますという人(文武不岐:勉強と部活動そして日常生活や学校行事への取り組みは一体です)

 高校でさらに腕を磨き、成長したい人、中学校では思うような結果を残せなかった人、中学校では野球から離れていて、もう一度、高校の舞台で野球にチャレンジしたい人、もちろん野球に興味があり、好きだけどやったことはない人も大歓迎です。過去にも中学時代は陸上部やテニス部など他競技の選手だったという先輩たちもいました。マネージャーとして選手を支え、高校野球に携わり、自分を高めたい人も大歓迎です。マネージャーは各大会での場内アナウンスも担当します。アナウンスに興味ある人にはよい経験になります。これから入学する新入生の皆さんはもちろん、来春の高校入試を控え、これからの進路を考えている中学生の皆さんもいわき総合高校野球部がお持ちしております。中学生の皆さん、その保護者の皆さん、是非グラウンドや球場に見学にお越しください。

令和6年3月 福島県立いわき総合高等学校 野球部