授業の様子

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鉛筆 2年次系列生【構成】作品の展示風景

夏~初秋にかけて制作を進めて参りました作品(2題)についてご紹介いたします。

①「色について知る~トーンについて~」

「トーン」・・・色の調子のこと

同系色であっても色の調子を変えることにより印象(イメージ)は変わります。

(作品)

上段:同じ構図で作成された画面をトーン(色調)を変えて3種作成しています。

下段:言葉(任意)のイメージを形と色を用いて表現しています。

また、デザイン作品においては絵の具の着色精度も作品の善し悪しに関わってきます。本校では主に「構成」の授業において『アクリルガッシュ』を使用しています。濃度が均一に着色出来る(=平塗りという)ことも、見た目の美しさのキーポイントになりますね!

 

 

②「レタリング演習~日本語書体編~」

中学校でも美術の授業で学んだ経験のある生徒も多い“レタリング”。

構成要素のひとつとして、色彩や形体のほか、レタリング(文字のデザイン)もタイポグラフィ(文字の組)とともに学んでいます。

 

今回の作品テーマは【秋】。制作にあたっては、任意に選択した秋を示す語句どうしを繋げること。

原則として、文字は塗りつぶす(一部アレンジ・可)こと。

 

NEW 3年次構成演習(美術科) 授業風景

 

現在、美術科3年次の「構成演習」では絵本の作成へ向けての演習課題に取り組んでいます。

課題1 1枚の紙の中のストーリー展開「1本の線」

(内容)画用紙に始点と終点を設けて線を表現する課題。

※「1本の線」を表現するにあたり、どのように自分の表現として作品に落とし込んでいけるかがポイント。

※シンプルながら発想の面白い作品、技巧的作品が並びました。

課題2 8Pブックレット  テーマ「○」(まる)

(内容)A3用紙を8等分して1冊の本を作成。

※表紙を含めて8Pの「起承転結」のあるストーリー展開を考えられるかがポイント。

※加工(切り抜き、色紙の貼付)も可

 

(写真)

本日は中間鑑賞会ということで、演習課題2作品についての相互評価を行っている様子についてご紹介いたします。

作品の詳細につきましては、改めまして掲載いたします。ご期待ください!

 

3年次構成演習の作品紹介 その2【平面構成】

今回も3年次の「構成演習」の作品をご紹介いたします。

制作テーマ・・・「味覚(痛覚)」をイメージした作品制作

※甘味・塩味・酸味・苦味・辛味から任意の感覚を選択し、制作を進めました。

 

制作手順

① 味覚について、連想されるものをひたすら書き出してみる。

② 任意の味覚を1つ選択し、イメージされる味覚のカラーイメージを考える(配色カードを使用)。

③ アイデアスケッチ(1)大まかなイメージを数種類描き出していく。

④ アイデアスケッチ(2)③で描き出したイメージで作品にしたい案を1つに絞り込み、具体的なイメージとして詰めていく。

⑤ B3パネル(水張り済み)に下絵を描く

⑥ ⑤に着色(「平塗り」)

今回は作品合評会の様子を取り上げます(作品のプレゼンテーションの様子)。

授業も昨年度から継続して2年目に突入したということもあり、作品に制作意図がより反映されるようになってきました。着実に制作における技能の向上も見られます!!!

 

次回はコラージュ作品(※)とその再現描写に取り組んでいく予定です。

※コラージュ・・・貼り絵