芸術表現系列
3年生 美術科クラフトデザインより(染色作品)
3年生の選択科目(美術)クラフトデザインについて
4月より3年次美術科開講の授業「クラフトデザイン」では染色(絞り染め)を行いました。
一部ではありますが、完成作品をご覧ください。
(このバッグに授業の用具一式を入れて1年間使っていきます)
布のまとめ方によって丸い形や花びらのような模様、直線的な模様などさまざまな作品が出来上がりました。「シャボン玉」「波」「波紋」と染め上がりの色のイメージより空や夏、水に関わるデザイン、絞り染めの工程から「花の形」などのデザインが見られました。
制作を行うに当たって、ワークシートにデザイン案を記入し(Before)、染色後(After)と見比べています。また、作品鑑賞、感想・気付きの記入では、”(他者の)発想が面白い”、”初めての工程が多かったが楽しみながら制作ができた”、”売られている同様の商品の見方が変わった”など、さまざまな意見が寄せられました。
⚫︎使用した主な材料
エコバック(綿)、みやこ染(COLD DYE ALL スカイブルー)、塩、色止め剤(ミカオール)
(絞り用:ビー玉 大・小、おはじき、輪ゴム)
今後の授業の予定として、
木工(カトラリー制作)、レザークラフト(コインケース等)、七宝焼を予定しています。
2年次「構成」の授業の様子(美術)
芸術・表現系列 2年次「素描」に続きまして、「構成」の授業作品をご紹介致します。
この題材は「文字と組(タイポグラフィ)」を学ぶ学習活動の一環として行った制作物です。
「秋」をテーマとして、生徒たちは任意で語句等を選択し、語句に応じて任意で書体も選択しております。
全18名の受講者作品となっております。
2年次「素描」の授業の様子(美術)
今回は2年次芸術・表現系列(美術)の科目「素描」の授業についてご紹介いたします。
本日は牛骨、ワイン瓶をモチーフにした静物の【鉛筆デッサン】と【油彩画】の合評会でした。
3年次「構成演習」の授業の様子
芸術・表現系列(美術)の3年次の科目「構成演習」の授業の取り組みの様子をご紹介いたします。
制作題材:『コラージュを用いた再現構成』
制作テーマは「私の好きなもの」と設定しております。
テーマに沿って任意で雑誌や新聞紙を収集しコラージュ(貼り絵)作品を作成します。制作の条件として、「自分自身」を含めてコラージュすることとなっております(こちらは夏季休業期間前に作成しております)。
現在は、完成したコラージュ作品をもとにアクリルガッシュを用いて再現描写を行う段階になってきております。
展示は11月を予定しています。完成した作品も掲載する予定です。
3/21 フード&クロージングバンクPRイベント協力
先日、演劇、美術、有志生徒で参加してきたイベントについての報告です。
「足りない×余ってる」を分かち合いで解決!フード&クロージングバンクのある優しいまちづくり!
(フード&クロージングバンクPRイベント)
特定非営利活動法人ザ・ピープルさんが主催するフード&クロージングバンク事業の一つで、地域内で生活困窮に悩む方を「衣」と「食」の両面で支える仕組み作りを広める活動として行っているものだそうです。
ご縁があって、今回、演劇部と美術部、校内有志生徒(1年次生)がイベントに参加・協力しました。
外部団体との連携活動や終日にわたる活動だったことから「疲れた~」という生徒の感想の一方、「充実した体験だった。」「また機会があったら参加したい」という声も聞かれました。
一部、準備段階~イベント当日の様子をご紹介致します。
有志生徒:受付や託児スペースでのお手伝い等、がんばってくれました。
イベントの目玉:循環型社会をテーマにした演劇ショー(リ・ファッションキャラバン)
に出演するための打ち合わせ、練習風景(演劇部)
イベント会場のホール入口:イベントの紹介パネル(美術部)
パネルは本イベント主催のザ・ピープルさん倉庫に事前に訪問し、古着の一部を活用して作成しています。
イベント前日の風景:ボランティアとして協力している東日本国際大学の学生スタッフさんからスケジュールや役割分担を受けて活動しました。
イベントポスターを持って写真撮影:
美術Ⅰでのレザークラフトの作品完成
1年生の美術Ⅰでは、レザークラフトのキーホルダーを制作しました。
自分でデザインを考えて、刻印や染色をし、縫いを入れてカシメで止めて完成させました。
展示をする際に、係の生徒たちが台紙の余白をカラフルな水族館にしてくれました。
かわいい海の生き物たちが作品を引きたてています。
2年次素描 想定デッサン
2年次の素描の授業で、想定デッサンを行いました。
自画像を用いてテーマの言葉を表現します。
物を見て描くだけではなく、想像しながら、世界観を組み立てながら描くので難しい課題です。ものを見て描くことを学習した1年間のまとめになる作品です。
テーマ「あたたかい」
テーマ「冷たい」
テーマ「みずみずしい」
2年次構成 作品講評会の授業風景
本日、芸術・表現系列(美術)の「構成」の授業において、作品の講評会を行いました。
制作する題材 「広告デザインを考える ~コカ・コーラ缶の宣伝ポスター~」
ダーゲット戦略=5W1H(※)を考えながら制作の構想を進めてきました。
また、宣伝用のキャッチコピーも生徒自身が考えました。
(※5W1H・・・When Where Who Why What + How )
系列美術の卒業発表会
昨年末に行った卒業発表会の、美術の展示の様子です。
3年次生で制作した1年間(人によっては2年次作品も含)の中で、自分たちで展示作品を選び、会場配置を考え、展示作業を行いました。
構成演習の作品、絵画の作品、クラフトデザインの作品を展示しました。
3年次絵画の最後の授業風景
3年次絵画の最後の授業では、「音」を聞いて色と形で表しました。
具象表現は用いず、抽象的な表現のみで表します。
のびのびと表現を楽しむ2時間を過ごしました。
ちなみに聞いた曲はJ.Sバッハのチェンバロ曲をいくつか。
思ったより暗い曲だった、という印象からスタートして描き出していく生徒が多かったです。
2年次素描
2年次生の授業では、冬休み前から自画像の練習をし始めて、冬休みの宿題で仕上げました。
それぞれがとてもよく観察して鉛筆の調子を工夫して描き上げました。
現在は、自画像の想定デッサンの制作中です。各々の考える自分の世界。
どんな作品に仕上がるでしょうか。
2年次の作品【構成 その2】
美術科2年次の授業作品の紹介の続きです。
今度は年末年始にかけて制作しました【カットワークを施した十二面体】を紹介をします。
立体構成の基礎的な技術、画材の扱い方を学ぶための一環として制作しました。
【カットワークを施した十二面体】
制作条件:
・十二面体の上部6面それぞれに切り込み→折り上げの加工を施す=カットワーク
・接着道具は水:ボンド:ヤマトのりを混ぜ合わせたもののみ使用する
(セロテープは使用しないこと)
〇「数学が苦手~」と言っている生徒も多い中での授業となりました。失敗しながらも幾度となく試作を繰り返して徐々に形ができあがってきました。カットワークの隙間から漏れる光で陰影が美しく映える作品となりました。
2年次の作品【構成 その1】
美術科2年次の作品を紹介します。
10月~11月実施の平面構成
テーマは「冬」
制作の条件:
・テーマにちなんだ欧文書体のレタリングを画面に用いる
・平塗り(濃度が均一な着色方法)
・使用する線は「直線」または「曲線」のいずれか1種(本数任意)
・使用する形体は「正方形」または「正円」を5つ(数固定)
※テーマに対して制作者本人が何に着目して、作品の主題を設定していくのか(作品の中における主役は?脇役は?)・・・美しい作品を作る、きれいに仕上げることはもちろん制作する上では大事なことです。加えて、本番の作品に入るまでの過程=アイデアをしっかり練ることも重要です。
構成の授業では、各題材で構想をしっかりと練っていくことの大切さを学んでもらっています。
皆、自分の思い(考え)が明確となった作品を完成させることができました。
令和4年度 芸術表現系列 第19期生 卒業発表会
令和4年12月24日(土)
今年度も、芸術表現系列(音楽・美術・演劇)による卒業発表会を開催しました。
美術科の系列生徒による作品展示のほか、声楽・器楽(音楽)や舞踊(演劇)の授業の成果など、
演劇演習室をステージとして、演奏・演舞を披露しました。
▲器楽の演奏
▲声楽の歌唱とパフォーマンス
▲ダンスパフォーマンス
▲プログラムラストはハンドベルの音色で
▲仕上げに余念が無い美術の系列生たち
▲会場までの装飾、今年も素敵でした!
今年は12月24日!
クリスマスシーズンど真ん中のステージ発表会場を、特に素敵に演出したのは、クリスマスツリーと暖炉のタペストリー☆
デザイン・服飾が大得意なアビ先生を中心に、演劇部たちが仕上げてくれました。
会場設営や当日の運営は、演劇部のバックアップのもと、系列生たちで協力して片づけまで頑張りました。
▲発表会終了後、協力しての片づけ作業
発表会終了後の全員でのミーティングで、
“作品作りだけじゃない部分、展示作業や片づけも含めた経験を大切に”という美術科教員の一言、
美術も音楽も演劇も、「発表」という華やかな部分以外の、準備の過程、バックヤードの動き、
それらがあっての「発表の輝き」だということを体感する機会となりました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
2年次構成の授業(立体制作)
ただいま、美術科の【構成】の授業では立体作品を制作中です。
正十二面体をベースにして、上半面(6面)にはカッティングワークを生徒個々に施しております。
今週で完成させる予定です。
展示の際には、またHPでお知らせいたします。乞うご期待!!
3年次絵画での作品鑑賞風景
鉛筆デッサン「マルス」
正確な比率、形態、立体の把握、明暗による立体表現が大切な課題。総合の生徒たちにとっては苦しい戦いでもありますが、我慢して形を計測し、最後まで完成させました。
通常の講評だけではなく、生徒によるグループ鑑賞も行いました。今年の3年生はグループ鑑賞よりも全体での講評会のほうが望ましいようです。
3年次「構成演習」の授業作品
制作テーマ「味覚(痛覚)」
今回は合評会の授業風景をご紹介致します。
※自分の意図を明確にした上で【作品を完成させる+自分の作品をプレゼンテーションする】ことが大切です。
2年次素描&3年次絵画の授業風景
2年次素描では2作目、木炭デッサンに挑戦中。
慣れない木炭という材料一本で幅広い色彩を表現することに四苦八苦しつつ、完成に向けて取り組んでいます。
一方、3年次生の絵画では古典技法のテンペラに挑戦中。
自分たちで合板に塗料を塗って支持体から作っています。
現在油彩のグレーズと白のハッチングを重ね中。
どのように完成するでしょうか、おたのしみに。
3年次美術科目 【構成演習】,【美術概論】の制作風景
来週から前期中間考査が始まります。
実技科目も作品提出へ向けてスパートに入っています。
今回は系列美術の2科目の制作風景をご紹介します。
【構成演習】「矢印をモチーフとした平面構成」
注目ポイント:
■矢印という方向を指し示すモチーフをどのように扱っていくのか(構図)
■図と地、主役と脇役の関係を画面上にどのように設定していくのか(構図と配色)
■「溝引き」を使用して美しい画面作りにいかしていけるか:使用は任意。ただし、画面内におけるマスキングテープの使用は今回は禁止としています。
【美術概論】「日本画に挑戦~日本画の画材を使ってみよう~」
日本美術史を学んでいく一環の活動として、”岩絵の具”や”水干絵の具(すいひえのぐ)”、”膠(にかわ)”などの日本画画材で制作をしています。
美術の各科目で絵の具の取り扱いになれている生徒たちにとっても、岩絵の具の感覚は新鮮かつ扱いにくい画材のようで、苦戦しながらも完成に向けて取り組んでいます。
美術科 2年次ビジュアルデザインの授業風景
R4年度 美術科が開講している2年次科目「ビジュアルデザイン」の授業の様子をお伝えいたします。
今回、授業で実施したのは 誕生月(季節)のイメージ です。
制作材料として、折り紙(トーナルカラー)を使用しました(最大5色まで)。
↓以下は授業(鑑賞時の様子)↓
※下の写真の作品は「春(3~5月)」生まれの誕生月の生徒作品です。
春は開花のイメージが印象に残っているようで、桜や桃の花のようなうすピンクを用いる生徒が大半でした。
【左側】まだ肌寒いということから灰色など用いたとのこと(3月上旬生まれの生徒でした)。
【右側】春=芽吹きのイメージから若草色などを用いたとのこと。
※下の写真の作品は「冬(1月)」生まれの誕生月の生徒作品です。
同じ誕生月ですが対照的な配色となっています。
本人たちにインタビューをしたところ、、、
【左側】お正月のおめでたい、おせちなどをイメージしているとのこと。
【右側】冬の寒さ、氷などをイメージしたとのこと。
同じ誕生月や季節であっても、イメージする内容によって表現内容に差異が生じることを肌で感じる体験となりました。みんな頑張りました
デザインについては「これが正解!」ということはありません。
しかしながら、伝える情報が何のためのものなのか=目的に応じて情報を正しく・的確に伝えると言うことが必要となります。
この一年間を通して、楽しみながらじっくりとデザインについて学んでいきましょう
以上、ビジュアルデザインの授業風景でした。
系列美術_校内作品展示風景
令和3年度の年度末に制作した2年次生の作品についてご紹介いたします。
授業科目は芸術・表現系列 美術科2年次選択科目【構成】、【素描】となります。
※【構成(4単位)】および【素描(4単位)】はセット選択してもらい、授業を実施しています。
➡2年次生で色彩や形体、構図の取り方、画材の扱い方など基礎的な知識・技能の習得を目指します。
【構成】
商品の広告デザインとして、meijiの板チョコレートを題材に取り上げ制作に臨んだ作品です。
キャッチコピーを含め、どのように画面配置や配色を行えば商品が映える作品となるか、
生徒個々がアイデアを振り絞っていました。
【素描】
想定デッサン~自画像~
第18期生卒業発表会~作品展示~
卒業発表会~演奏・演舞~に続きまして、
同時開催いたしました~作品展示~のご紹介をいたします。
今回出展している作品は、第18期生が系列生として授業で制作した作品から各自で選びました。
新作の絵画作品や創作絵本を含めての展示となり、多くの方にご覧いただくことができました。
一部ですがご紹介させてください。
【作品展示】
(卒業発表会 総合受付の様子)
(卒業発表会 室内装飾も行っています)
(卒業発表会 パンフレットの原案となったパネル作品)
12/19 第18期生卒業発表会を開催~演奏・演舞~
令和3年12月19日(日)に芸術・表現系列(音楽・美術・演劇)の生徒が卒業発表会を開催いたしました。
昨年度はコロナ禍により、公開での発表会が中止となってしまったため、一年越しの会となりました。
今年度は校内にて、演劇演習室を発表仕様に変えて実施。
【演奏・演舞 】
【出演者全員で記念撮影 】
形態模写に挑戦!~3年生美術科~
3年生の「美術概論」という授業の中で”現代アート”について取り上げた際に制作した作品です。
写真の生徒たちが背負っているリュックは段ボール製です。
小物の表現に一部着色を加えていますが、ほとんどは廃棄される段ボールの素材をそのまま利用しています。
*作成したリュックの原型は、普段、登下校で使用している生徒の私物を形態模写(=立体再現)したものです。
↓留め具などの細かいパーツは本来の段ボールの色と印刷されていたテキストを活用しています。見覚えある方もいらっしゃるのではないでしょうか!?
↓白色ペンでトカゲの絵が描かれている部分はもともだということでだということで、泡立てネットを代用して黒色に着色して再現したそうです。
美術科 作品制作の過程(構成・構成演習)
今回、授業課題の制作の途中経過をご紹介します。
●3年次「構成演習」
「構成」→「構成演習」で学習した知識や技術の集大成となる作品を制作中
⇒世界に1冊だけの絵本を制作しています。
制作テーマは「成長」あるいは「変化」から選択。生徒個々に1からストーリーを作っています。
(写真は構想~スケッチの様子)
3年生の作品完成は12月中旬予定です。
●2年次「構 成」
レタリング(欧文書体~文字のデザイン~)の作品制作 第2弾。
アクリルガッシュによる平面構成で制作しています。
制作テーマは「冬」。これにちなんだ英単語(語句)を使用する。
制作条件は画面内に(1)直線あるいは曲線2本を使用、(2)正方形あるいは正円5個を使用。
2年生は考査明けに完成した作品の合評会からスタート予定です。
2年次系列生【構成】作品の展示風景
夏~初秋にかけて制作を進めて参りました作品(2題)についてご紹介いたします。
①「色について知る~トーンについて~」
「トーン」・・・色の調子のこと
同系色であっても色の調子を変えることにより印象(イメージ)は変わります。
(作品)
上段:同じ構図で作成された画面をトーン(色調)を変えて3種作成しています。
下段:言葉(任意)のイメージを形と色を用いて表現しています。
また、デザイン作品においては絵の具の着色精度も作品の善し悪しに関わってきます。本校では主に「構成」の授業において『アクリルガッシュ』を使用しています。濃度が均一に着色出来る(=平塗りという)ことも、見た目の美しさのキーポイントになりますね!
②「レタリング演習~日本語書体編~」
中学校でも美術の授業で学んだ経験のある生徒も多い“レタリング”。
構成要素のひとつとして、色彩や形体のほか、レタリング(文字のデザイン)もタイポグラフィ(文字の組)とともに学んでいます。
今回の作品テーマは【秋】。制作にあたっては、任意に選択した秋を示す語句どうしを繋げること。
原則として、文字は塗りつぶす(一部アレンジ・可)こと。
3年次絵画 古典技法テンペラ画 完成
油絵の具が出てくる以前、1000年以上も前より主にヨーロッパの宗教画で用いられてきた古典技法のテンペラ画。
小作品ながら、支持体(絵を描くためのもの。キャンバスや紙など)を自作し、
絵の具を自分で練り、明暗でものをとらえ、写実的な表現を目指す技法。ここ3年間程、予算と相談しながら絵画の授業で取り組んでいます。
支持体づくり、絵の具づくり、オイルづくりから自分たちで行うので、ものづくりの楽しさを学べます。
下地の色を塗った上に白のみで描き起こし、透明色をその上にグレーズします。
立体感を出すため、油絵で描くよりもシビアに明暗でものを見る練習を行い、面相筆でハッチングするので
より細密な表現を目指します。
光沢のあるオイルを用いているため、反射により写真で写すのが難しかったです。
2年次素描 初の油絵完成!
素描の授業で夏休み明けから取り組んできた油彩画が完成しました。
初めて油絵の具を扱う人も多く、その特徴を生かした表現に苦戦。
デッサンと同じように明度でモチーフを見て、明度をそれぞれ色相に置き換えて描写します。そのことを体感するまでに時間がかかりました。
更に、描写していくためには油絵の具の中でも暗部には透明色を油で溶いて薄く重ね、
明部に不透明色をパレット上で混色し、厚く重ねていきます。
毎日朝から晩まで空いた時間に取り組み、だんだんうまく描くところが増え、
描き方を少しつかみ始めたところで終了。
デッサンより表現の幅や自由度が高いことが、描く楽しさをより体感できます。
油絵もまた取り組みたいところ。
まずはデッサン力を鍛え、少しずつものを見る目を養っていきましょう。
力作ぞろいに相互鑑賞も力が入ります。
お互いに良いところを見つけ、改善点を意見し合い、学び合う時間となりました。
3年次構成演習(美術科) 授業風景
現在、美術科3年次の「構成演習」では絵本の作成へ向けての演習課題に取り組んでいます。
課題1 1枚の紙の中のストーリー展開「1本の線」
(内容)画用紙に始点と終点を設けて線を表現する課題。
※「1本の線」を表現するにあたり、どのように自分の表現として作品に落とし込んでいけるかがポイント。
※シンプルながら発想の面白い作品、技巧的作品が並びました。
課題2 8Pブックレット テーマ「○」(まる)
(内容)A3用紙を8等分して1冊の本を作成。
※表紙を含めて8Pの「起承転結」のあるストーリー展開を考えられるかがポイント。
※加工(切り抜き、色紙の貼付)も可
(写真)
本日は中間鑑賞会ということで、演習課題2作品についての相互評価を行っている様子についてご紹介いたします。
作品の詳細につきましては、改めまして掲載いたします。ご期待ください!
3年次構成演習の作品紹介 その2【平面構成】
今回も3年次の「構成演習」の作品をご紹介いたします。
制作テーマ・・・「味覚(痛覚)」をイメージした作品制作
※甘味・塩味・酸味・苦味・辛味から任意の感覚を選択し、制作を進めました。
制作手順
① 味覚について、連想されるものをひたすら書き出してみる。
② 任意の味覚を1つ選択し、イメージされる味覚のカラーイメージを考える(配色カードを使用)。
③ アイデアスケッチ(1)大まかなイメージを数種類描き出していく。
④ アイデアスケッチ(2)③で描き出したイメージで作品にしたい案を1つに絞り込み、具体的なイメージとして詰めていく。
⑤ B3パネル(水張り済み)に下絵を描く
⑥ ⑤に着色(「平塗り」)
今回は作品合評会の様子を取り上げます(作品のプレゼンテーションの様子)。
授業も昨年度から継続して2年目に突入したということもあり、作品に制作意図がより反映されるようになってきました。着実に制作における技能の向上も見られます!!!
次回はコラージュ作品(※)とその再現描写に取り組んでいく予定です。
※コラージュ・・・貼り絵
3年次構成演習の作品紹介【平面構成作品】
今回は、3年次生の授業作品をご紹介いたします。
「構成演習」は2年次に「構成」を履修している生徒が受講する科目となります。
2年次で平面や立体における構成の要素(形体、配色)について理解を深めた後、3年次の演習において多数の作品制作を行っていきます。
今回はその第1弾
【溝引き】を用いた平面構成
溝のついた定規とガラス棒を使用して、絵の具で直線を引いていく(細い線、縁取り)技術を磨きながらの制作となりました。
●制作テーマ・・・「矢印」を用いた平面構成
展示の様子
(作品抜粋)
「矢印」という描画対象(=モチーフ)をどのように扱っていくか
・・・画面の中の「主役と脇役」の関係性、「空間、方向」について作者がどのように形体と配色で表現していくのか。また、「溝引き」を活用して制作が進められていたか。=今回の制作ポイント
現在は、「味覚(痛覚)」についての作品制作に挑戦中です。
完成した際には、また掲載していく予定です。
2年次生素描の授業が始動しました
2年次生になり、芸術表現系列の素描の授業が開始されました。
初作品から気合を入れて制作しました。今後の作品もお楽しみに。
授業作品の紹介です【美術科 2年次】
令和2年度に制作しました生徒作品の紹介をいたします。
この作品は美術科の2年次科目「構成(4単位)」で制作したものです。
「構成」では、1年間を通して色彩や形体、構成の要素などについて講義や演習課題を通して学んでいきます。
下の写真の作品は、五角形と六角形のパーツを計32枚組み合わせて作られたものです。
32面体からなる形といえば、サッカーボールが身近なのではないでしょうか。
令和2年度 課題研究(美術科)展示作品について
令和2年度いわき総合高等学校生徒研究発表会が開催されました(令和2年12月18日開催)
これに関連して、芸術・表現系列(美術)では、前後1週間程度の期間をいただき、学校内で作品展示をいたしました。
課題研究(美術科)って?
生徒たちは年度初めの4月~11月までの期間を利用し、各自が研究するテーマを設定し、書籍やインターネットで調べ学習・研究等を進めていくとともに、作品を制作してまいります。
作品内容は油彩画、水彩画、イラストレーション、立体作品等と、毎年、バラエティに富んでいます。
(3年次の課題研究として美術を選択した生徒は、作品制作+研究レポートを作成しております。)
今年度は9名の美術科選択者が研究に励んでおりました。
ぜひともその成果をご覧ください。
油彩画:キャンバス、油彩絵具、F80号(校内代表として選定されました)
人体構造や陰影における描写に着目し、研究して制作した大作です。細部まで描写がなされております。作者は表現の追求のために朝や放課後の時間を惜しんでコツコツと制作に取り掛かっていました。成果あったね!
平面構成四部作:アクリルガッシュ、ケント紙、B2パネル
地域にある洋菓子店舗に取材し、校内では色彩に関するアンケートを実施し、制作を進めていった打作品です。
リアルに見えるように工夫した洋菓子(商品)の艶のある表現は見事です。
テンペラ::板、寒冷紗、紙、油彩絵具、膠、卵ほか(ジャン・フーケ作「ムラン聖母子像」より)、60×90㎝
こちらの作品は古典技法である「テンペラ画」を模写する目的で制作された作品です。
将来は保存修復に携わりたいと考えている生徒が、授業で習った技法をさらに自分でも研究して制作を進めてきました。少し、重ね塗りの回数は不足している部分もありますが、それでも丁寧に作品を再現していこうと取り組んだ努力の作品です!(この作品を制作する前には、事前に試作も取り組みました)
油彩画:キャンバス、油彩絵具、F50号
「鏡面絶景」に興味を持ち、調査・研究を進めていく中で、白水阿弥陀堂の風景をトリミングして挑んだ油彩画作品です。本生徒は運動部に所属し、普段は授業に集中する形で制作を進めてきました。大きな作品制作は今回の課題研究が初めてとなりました。序盤はなかなか色が乗らなかったものの、終盤に向けて色の置き方や油彩画独特の描写へも徐々に慣れ、さわやかな風景画を完成させることができました。
油彩画:キャンバス、油彩絵具、F40号
いわき総合高校の教室の一角を描写した作品。
パース(空間上の遠近感)をとるために、タコ糸や定規を駆使しながら立体感に配慮して慎重に描写を行っていました。油彩画の制作は初心者に近かったこともあり、初めは絵具のチューブ色そのままの色が悪目立ちしていましたが、描き進める中で絵具の混色も行い、教室内外におけるモチーフや色彩のコントラストが際立つ作品が仕上がりました。
水彩画:透明水彩絵の具、水彩紙、35×150㎝(パネルは自作しました)
四季の移ろいを植物で表現した作品。透明水彩画の淡彩表現を上手に利用した作品です。
重ね塗りで色彩等の深みを出していく油彩画、制作手順として重ね塗りの可能な平面構成とは異なり、水彩画はより一筆一筆の置き方が勝負となる表現方法です。作者本人もかなり慎重に制作を進めていました。儚くやわらかな植物の表情がとらえられているのではないでしょうか。
油彩画:キャンバス、油彩絵具、F80号
美術室を出てすぐの風景を題材とした作品。
低明度・低彩度の色彩を巧みに扱い、不思議な世界観が表現された作品となりました。
色鉛筆画四部作:水彩色鉛筆、水彩紙、B2パネル
吹奏楽部に所属している生徒の作品です。金管パートである自分のメンバーにも協力を得て、制作した作品。
アルフォンス・ミュシャの作品に関心を持った本生徒は、ミュシャの表現の特徴や時代背景について研究を進めていきました。
今回の水彩色鉛筆作品は研究を基に、登場人物と関係ある事項を背景に配置して制作を進めていきました。色鉛筆を使用した描写表現は根気のいる制作です。最後まで粘り強く取り組んでいました。
竹細工「ざる」:乾燥竹、直径約30㎝
伝統工芸品としての竹細工の有用性について研究を進め、生徒自身で保護者と協力しながら竹を伐採するところから加工までを行いました。
途中、トラブルに見舞われ、制作し直しを余儀なくされたようでしたが、何とか作品として完成できました。
本年度は冒頭で休校期間があったため、計画通りに研究が進まないということもありましたが、全員がなんとか作品完成までにこぎつけることができました。
研究レポートは後期期末考査が締め切りとなっています。最後まで頑張っていこう!
芸術・表現系列 第17期生卒業発表会開催中止について
令和3年1月10日(日)、11日(月)に予定していた卒業発表会は、新型コロナウイルスに関する現在の社会的状況を踏まえ、誠に残念ではありますが中止とします。会場での演奏発表及び作品展示は行いませんのでご了承ください。なお、美術作品につきましては、本校HP上に後日掲載しますのでご覧ください。
芸術・表現系列卒業演奏会について
1月12日いわき市文化センター大ホールにて「第16期生 芸術・表現系列卒業演奏会」を開催することとなりました。
昨年まで、本校演劇演習室にて行ってまいりましたが、本年度はぜひ多くの皆様に見ていただきたいと思い、文化センター大ホールでの開催となります。
ぜひご来場ください!
詳細について以下の通りです。
日時:令和2年1月12日(日) 13:00開場 13:30開演
会場:いわき市文化センター 大ホール
入場料:無料
出演者:第16期生 芸術・表現系列(音楽選択者有志)
『海のキャンバス』Youtubeにて公開中!
演劇系列&演劇部
いわき、東京での完成披露試写会も成功に終わり、9月末には福島中央テレビにて堂々オンエアされました。
試写会に来れなかったたくさんの皆さまにも
ご覧になっていただけたのではと嬉しく思います。
さらに!
このたび10月1日より、Youtube・fctchannelにて『海のキャンバス』を無料視聴いただけることになりました!!
放送時間帯が深夜枠であったこともあり、どうしても観れなかったという方は、ぜひ下記URL「海のキャンバス」特設サイトよりご覧になってみて下さい。
▼『海のキャンバス』無料視聴リンク(サイト内よりYoutubeへお入りいただけます)
http://fukushima.uminohi.jp/information/uminoeiga-2/
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