カテゴリ:第21代 目黒 憲校長

東日本大震災を乗り越えて、H23再びスタート 平成23年8月25日

           

 東日本大震災を乗り越えて、H23再びスタート
  

  本校ホームページにアクセスいただきましてありがとうございます。
  3月11日の東日本大震災・津波と4月11日の余震により、多くの尊い人命や家屋等の財産が失われ、現在も避難を余儀なくされている状況があることに心を痛めております。改めまして亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げ、被災された方に心からお見舞い申上げます。
  本校も北校舎(18教室、介護実習室、被服室、調理実習室)が被災し、使用不能になりました。体育館を仕切った教室やいわき市立内町小学校(一時高坂小学校も借用)を間借りしながら、4月22日に授業を開始し、7月20日まで通常どおりの教育活動ができました。改めまして関係者各位に感謝申し上げます。
 8月24日には校庭に南北2棟の仮設教室(24教室)が完成し、8月25日、生徒・職員により机・椅子等を搬入し、新しい学校生活が始まりました。
 併せて、震災により4月の定期人事異動が8月となり、8名の教員を迎え、夏休み明けの8月25日に平成23年度が再スタートしました。特に1年次では3名の担任が替わりましたが、全クラス揃っての学校生活をすることができるようになり、まさに再スタートであります。

  本校は、平成14年に総合学科を設置し、平成16年に「内郷高等学校」から「いわき総合高等学校」に校名変更したいわき地区唯一の総合学科の高校です。
  1年次では、6つの系列「自然科学系列」「人文国際系列」「情報系列」「芸術・表現系列」「スポーツ健康系列」「生活福祉系列」を選択するための、基礎的な科目(必履修科目が中心)を学習します。2年次・3年次では、6つの系列の100を超える選択科目の中から、一人ひとりの進路に応じた科目を選び自分だけの時間割を作ります。
  さらに、平成19年度から、東日本国際大学・いわき短期大学の協力を得て、「異文化理解」「保育原理Ⅰ」「社会福祉入門」の科目を設置し、高大連携授業として実施しています。
 また、生徒会活動・部活動・学校行事など自らの可能性を追求する特別活動にも力を入れており、運動部12部、文化部9部、同好会4部が活発な活動をしています。○第59回全国高等学校家庭クラブ研究発表大会 ホームプロジェクトの部 文部科学大臣賞他3賞受賞 3年次4組 高田祐希、○全国高等学校体育大会陸上競技大会 1500m第4位 3年次4組 吉田将平、○全国パソコン技能競技大会出場 3年次2組 前川岬・松崎令樹、○福島県吹奏楽コンクール 小編成の部 金賞 吹奏楽部 など、各部・団体が活躍しています。
  なお、本校の学校経営・運営の目標等は、別頁の「運営ビジョン」に掲載してあります。今回の東日本大震災では、『生徒の安全と学習をいかに保障するか』を痛感したところです。今後も従来どおり、総合学科の特色を生かした教育活動を推進してまいります。
  保護者・学校関係者・地域の方々には、今後とも本校発展のため御支援・御協力をお願い申し上げます。


平成23年8月25日  福島県立いわき総合高等学校
校長 目黒 憲